自分事か、他人事か。
今日はレミゼラブルという映画を見ました。
題名は聞いたことがあったけど内容知らないなと思って見ることにしました。
ストーリーはわざわざ説明する必要がないと思うので気になった点をいくつか挙げていきます。
・当時のフランス情勢を知ることができるとてもいい映画
歴史に登場するのは王族や革命家ばかりで庶民の生活を知る機会はないが、ぜひ興味を持ってほしいと思った。
庶民たちは想像の何倍も貧乏で劣悪な環境で働いていた。
朝から晩まで働いても大した給料はもらえない。
でも働かなくては生きていけない。
そのはざまで一日一日を必死に生きている。
平穏なんてものは存在しない。希望もない。
生きるも死ぬも自己責任なのである。
・名もなき革命家たちの存在。
国が変わってくれないのなら、自分たちが立ち上がって国を変えるしかない。
革命はもちろん犯罪。
仲間たちが何人殺されるかわからない。自分も殺されるかもしれない。
現在、当たり前に与えられている権利を得るために
命をかけて戦った人たちがいることを
忘れてはいけないと改めて感じた。
・ジャンバルジャンの改心とは
確かに彼は過去に罪を犯した罪人である。
しかし改心した彼の行動によって救われた人間はたくさんいる。
罪人は改心して新しい人生を歩むことも許されないのか。
これは現在に続く問題でもあります。
(湊かなえさんの「未来」という本の中で
女性教諭が過去にAVに出演していたことが児童の保護者にバレてしまい
教師を辞めさせられる、という場面があります。
東海オンエアの虫眼鏡さんは
小学校の教師をしていたのですが、校長にYouTuberとして活動していることを知られてしまい教師を辞めたそうです。
こういう話を知ると
人間の過去やイメージってそれほど大事なものなのか、と思うことがあります。
とはいえ犯罪歴がある人とは仲良くなりたくないなと思ってしまうのも事実ですし、何とも言えない気持ちでいっぱいです。)